0191-34-8300

〒021–0002
岩手県一関市中里字神明44番2 いわいショッピングセンターNORTH内

自由診療PRIVATE PRACTICE

保険診療ではカバーされない特殊検査や治療法を行なっています。

保険診療では、医学的に十分妥当性があり、海外の医療現場では一般的に実施されているものであっても、あるいは患者さんの側のニーズがあったとしても、全てが認可されているわけではありません。すなわち、保険診療は、国民全体が満遍なく平均以上の医療を受ける上では非常に重要な制度ですが、一部の患者さんにとっては、保険診療が必ずしもベストな医療ではないし、必要十分な医療とも言えません。

保険診療の範囲では、検査をしても原因が特定できず原因不明として扱われてしまったり、治療を行うにしても保険診療内では行き詰まってしまっているような時などに、以下の検査や治療が打開策をもたらす可能性があります。

自費治療(表示料金はすべて税込)

ピロリ菌三次除菌療法、ペニシリンアレルギーの場合の除菌療法

二次除菌まで行っても不成功であった方が三次除菌を行う場合、あるいはペニシリンアレルギーがあるため通常の保険診療の範囲では除菌治療ができない場合、または内視鏡検査なしでピロリ菌検査のみ希望する場合には、いずれも保険適用外になるため、自費診療となります。

治療+検査料金:18,500円;検査のみ:6,500円。

オーソモレキュラー栄養療法

オーソモレキュラーとは、分子整合栄養医学と訳されます。
オーソモレキュラー栄養療法においては、生化学や分子栄養学などの最新の知見を拠り所に、最大で70項目以上にわたる検査データを分析し、炭水化物・タンパク質・脂質といった三大栄養素はもちろんのこと、各種ビタミンやミネラルなども含めて、通常の医療機関では取り扱わない分野まで栄養解析を行います。一般的に行われている栄養指導では、画一的に決定された日本人における栄養所要量に合わせるように指導が行われますが(実際のところ、それが個人にとって病態改善に必要十分な数値とは限らない)、オーソモレキュラーにおける栄養指導では、患者さん個人個人の臨床検査データを医師が科学的に読み解いて、今の病態を改善するために必要な栄養素を判断します。その際、通常の医療機関や検診施設などで用いられる、統計学的に決定された基準値を元に、それよりも高いとか低いとかいうような、必ずしも体内における充足度や必要量を反映しているとは言えない方法で診断するのではなく、より多角的な方法で解析を進めます。その際に用いるのは、至適濃度と呼ばれるもので、患者さんの臨床症状を改善させるための治療目標値です。
こうした解析を通じて、例えば通常の臨床では見過ごされてしまっている潜在的鉄欠乏状態やビタミン欠乏状態などを見つけ出すことが可能となり、適切に栄養素を補充することによって、それまでの薬物療法などによるアプローチでは決して解決できなかった病態の改善を導くことが可能になる場合もあります。その中には、原因不明の慢性疲労やアトピー性皮膚炎などの慢性疾患、うつや不安障害などの精神疾患、発達障害なども含まれますし、不妊治療の一助として行われることもあります。
治療に際しては、病態に応じて栄養素の補充を行ったり、逆に糖質などある種の栄養素の制限などの指導を行います。栄養素の補充が必要な場合には、医療機関専用の高品質なサプリメント、すなわち安全性が高く、高濃度かつ高純度で吸収率も高いサプリメントを積極的に活用します。一般的に販売されているサプリメントの場合、実を言うと表示されている栄養素が最終的に製造される製品の中に実際に含まれているとは限りません。一方、保険診療において、医薬品の形でビタミンやミネラルを処方することは、明らかな欠乏症にでも至っていない限り認められておりません。
オーソモレキュラー栄養療法は、通常の栄養指導などより遥かに実践的な栄養療法であるのみならず、健康で活力のある生き方を手助けする強力なツールとなります。
尚、当クリニックには、オーソモレキュラー栄養医学研究所により医療系有資格者のみを対象に正式に認定された栄養カウンセラー(オーソモレキュラー・ニュートリション・プロフェッショナル:ONP)が常勤しており、きめ細やかな指導が可能な体制をとっております(サプリメント購入者は無料でカウンセリング可;要予約)。

栄養解析料金(血液検査、栄養解析費用、栄養カウンセリング料金を含む):22,800円 (初回);14,000~22,800円 (2回目以降)

注射・点滴療法

※以下の治療は大部分が自費診療として行っているものですが、保険適用があるものも一部含まれています。詳細についてはお問い合わせください。
院長は、点滴療法研究会マスターズクラブの会員ですが、点滴療法研究会より公開されているプロトコールを参考に実施しています。

①高濃度ビタミンC点滴療法

点滴によって血中ビタミンC濃度を高濃度に上昇させ、生成した過酸化水素によってがん細胞を細胞死に陥らせる方法です。
血中ビタミンC濃度を適宜測定した上で、その濃度を達成するために最適な投与量を決定し、維持量として継続します。
2005年以降、高濃度ビタミンC療法の効果に関して再評価が進み、現在世界中で高濃度ビタミンC療法の効果に関しての臨床治験が進められています。
対象となるがんは、凡そ全てのがんが含まれます。
抗がん作用以外にも、疲労回復、抗酸化作用、美肌・美白、免疫力増強、感染症予防、アンチエイジングなどの効果が期待されます。
化学療法であれ、放射線療法であれ、現在受けているがん治療の効果を増強させたい場合や治療による副作用を軽減してQOLを上げたい場合などに、現在行っている治療と併用して行うことができます。現在行っている抗がん治療の妨害とならず、むしろ効果を高めたり、副作用を減らす可能性もあるという点で、優れた治療法と言えます。
治療開始前にはG6PD活性測定が必要になります。日本人では0.1~0.5%と稀ですが、G6PD欠損者では、溶血が起きるため禁忌となります。
その他、本治療による副作用は非常に少ないとされますが、吐き気、嘔吐、頭痛、低カルシウム血症、血管痛、低血糖などが出現する場合があります。ただし、点滴速度を遅くするなどの処置で多くは対処可能です。
尚、ビタミンC製剤は、国内で承認された製剤が存在しますが、それらには防腐剤が使用されており、高濃度で使用した場合に点滴液中に大量に含有することになってしまい有害である可能性が想定されるので、国内では未承認ですが、防腐剤を使用しておらず、高濃度で使用しても安全性の高いマイラン社の製剤を使用しています。これは、アイルランドより冷蔵下で厳密に管理された状態で、当クリニックまで空輸・輸送されます。

料金:病態や目的により使用するビタミンC製剤の投与量で変動。通常投与量の範囲で6,000~18,000円;初回のみ初診料として 1,500円;G6PD測定費として7,000円。

他に、治療費以外の費用として、血中ビタミンC濃度測定や末梢血、生化学、血糖値、腫瘍マーカーなど必要に応じて採血を行う場合があり、その際には追加料金が発生します。


【未承認薬医薬品等であることの明示】

本治療で用いる製剤は、国内の医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものです。ただし、日本では、未承認医薬品を医師の責任において使用することができます。

【入手経路等】

国内販売代理店経由で、冷蔵下で厳密に管理された状態で、当クリニックまで輸送されます。

【同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無】

ビタミンC製剤としては国内承認薬が存在しますが、本治療で使用する場合には大量の防腐剤が含まれることになるため、同一の安全性及び性能を有する国内承認医薬品は存在しません。

【諸外国における安全性等に係る情報】

重篤な副作用などの報告は現在のところありません。
②マイヤーズ・カクテル

米国の補完・代替医療では標準的な点滴療法です。
元々は30年以上にわたって喘息や、慢性疲労、うつ病などをビタミンやミネラルの点滴で治療することで有名だった米国メリーランド州の開業医Dr. John Myersが考案したものです。ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、マグネシウムなどを含む点滴製剤を使います。症状に合わせて医師が使用量を決定します。
以下の疾患や症状、目的に適応があります。
気管支喘息、片頭痛発作、全身倦怠・疲労、慢性疲労症候群、線維筋痛症、急性上気道炎、慢性副鼻腔炎、慢性蕁麻疹、甲状腺機能亢進症、生理不順、耳鳴り、インフルエンザ、運動能力向上、ストレスによる体調不良など。
もともと人間の体の中に存在する栄養素であるビタミンとミネラルからなる点滴療法であり、副作用はほとんどないと言われていますが、点滴刺入部位に血管痛が発生する場合があります。この場合には、点滴速度を遅くするなどの方法で対処可能です。

料金:5,000円;初回のみ初診料:1,500円。

【未承認薬医薬品等であることの明示】

本治療で用いる製剤は、各々は全て国内で承認されている医薬品ですが、本治療で用いる場合には保険適応外となり、自由診療での使用になります。

【入手経路等】

国内の製薬会社から入手しています。

【同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無】

全て国内承認薬を使用しています。

【諸外国における安全性等に係る情報】

重篤な副作用などの報告は現在のところありません。
③グルタチオン点滴療法

グルタチオンは強力な抗酸化物質で、特に脳においては極めて重要です。
グルタチオン注射により、神経難病における歩行障害が改善したり、抗がん剤による末梢神経障害が改善したとの研究報告があります。
例えば、パーキンソン病において、約60%のケースで、振戦、歩行障害、嚥下障害等の症状が改善したとの報告があります。グルタチオンによって、脳内で生成される活性酸素が消去されるため、ドーパミンの生成が回復するためと考えられています。
その他、閉塞性動脈硬化症、慢性疲労症候群や線維筋痛症などの難病、美白・美肌、アンチエイジングなどの目的にも有効性が期待されます。
グルタチオン製剤は副作用の発生率が0.4%と低く、妊娠中でも安全に投与できます。稀に頭痛と嘔気が出現しますが、通常一過性で投与を中止することにより速やかに改善します。その他、肝機能障害や低血糖発作の報告がありますが、これも稀とされています。

料金:肝機能障害の場合など保険適用があるものもありますが、上記を目的とした場合は自費診療となります。病態により使用する投薬量および料金の変動あり。グルタチオン単剤の場合、3,300 (600mg)~11,500(3,600mg)円。初回のみ初診料:1,500円。

【未承認薬医薬品等であることの明示】

本治療で用いる製剤は、日本国内における医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものですが、台湾の医薬品会社であるTAI YU CHEMICAL & PHARMACEUTICAL CO(TaiYu社)が、日本製原材料で製造しているもので、同国では正規医薬品として流通しております。日本では、このような薬剤を医師の責任において使用することができます。

【入手経路等】

国内販売代理店経由で、TaiYu社より正規ルートで医師が個人輸入しております。

【同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無】

国内承認医薬品で同種・同効薬が存在しますが、現在流通が著しく制限されており、入手困難な状況となっております。

【諸外国における安全性等に係る情報】

重篤な副作用などの報告は現在のところありません。
④ビタミン注射

疲労回復、眼精疲労の改善、肩こりの軽減、脂肪燃焼効果、美肌効果などが期待できます。
ビタミンB1が主成分で、俗に「にんにく注射」と呼ばれたりもしています。ビタミンB1の構成成分の中に硫化アリルが含まれるため、注射の際に微かににんにく様の臭いがするためです。
注射1本に含まれるビタミンB1は、にんにく50個分に相当します。
ビタミンB1は、エネルギー代謝を促進したり、疲労物質である乳酸の除去を促す働きがあります。
ビタミンB1は水溶性で、余ったものは尿として排泄されるので、体内に蓄積せず、過剰症も知られていません。
尚、ビタミンB1欠乏症としては脚気(かっけ)などの病気があります。このような病的状態ではビタミンB1注射が保険適応となります。しかし、明らかな欠乏症状がなく、上述の疲労回復などの改善を目的とする場合には、自費診療となります。

料金:初回2,200円(初診料込);2回目以降 1,100円

【未承認薬医薬品等であることの明示】

本治療で用いる製剤は、国内承認医薬品ですが、本治療で用いる場合には保険適応外となり、自由診療での使用になります。

【入手経路等】

国内の製薬会社から入手しています。

【同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無】

国内承認薬を使用しています。

【諸外国における安全性等に係る情報】

重篤な副作用などの報告は現在のところありません。
⑤プラセンタ注射

プラセンタ注射は、胎盤から抽出したプラセンタエキスを、皮下ないし筋肉注射します。投薬量によっては、点滴の形で投与します。
プラセンタには、各種栄養素、ビタミン、ミネラル、微量元素、酵素、成長因子など、豊富な成分が含まれています。
市販されている化粧品などのプラセンタ商品はヒト以外の動物由来ですが、当院で使用しているものは、医療用医薬品として正式に承認されたヒト胎盤由来の安全なプラセンタです。
プラセンタは、製造段階で厳密にウィルス検査を実施し、HBV、HCV、HIV、HTLV、ヒトパルボウィルスに関して陰性であることが確認されております。さらに、最終製造工程で高圧蒸気殺菌も実施され、ウィルス・細菌の滅菌処理がなされています。
実際のところ、プラセンタ注射の発売開始以来現在までに、プラセンタ投与が原因と考えらえる国内外での感染症の報告は一例もありません。
尚、プラセンタは製造過程でホルモンなどの生理活性物質が完全に除去されるので、いわゆるホルモン剤ではありません。
適応は、非常に広範囲に及び、肝炎、肝硬変、慢性胃炎、十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎、糖尿病、高血圧、低血圧、気管支喘息、慢性気管支炎、貧血、慢性疲労、習慣性便秘、更年期障害、月経困難症、冷え性、不妊、乳汁分泌不全、高プロラクチン血症、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、湿疹、ケロイド、しみ、そばかす、しわ、たるみ、ニキビ、肌荒れ、皮膚の老化、乾燥肌、美白、アレルギー性皮膚炎、メニエール病、花粉症、慢性関節リウマチ、変形性関節症、関節炎、神経痛、腰痛、腰部脊柱管狭窄症、五十肩、肩こり、前立腺肥大症、膀胱炎、うつ病、神経症、自律神経失調症、不眠症、滋養強壮、疲労倦怠感、虚弱体質、病中・病後の体力低下、風邪予防などが挙げられています。
男性更年期症状や発毛・増毛にも有効です。
尚、上記のうち、更年期障害(※45歳~59歳の方)や、肝機能障害の場合には、保険適用になります。
副作用として、比較的稀ですが、注射部位の疼痛・発赤、悪寒、発熱、発疹、アレルギー反応が出現する場合があると報告されています。

料金:1アンプル1,000円、2アンプル2,000円、3アンプル3,000円;初回のみ初診料として1,500円。

【未承認薬医薬品等であることの明示】

本治療で用いる製剤は、国内承認医薬品ですが、更年期障害や慢性肝疾患における肝機能の改善においてのみ適応があり、本治療で用いる場合には保険適応外となり、自由診療での使用になります。

【入手経路等】

国内の製薬会社から入手しています。

【同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等の有無】

国内承認薬を使用しています。

【諸外国における安全性等に係る情報】

重篤な副作用などの報告は現在のところありません。

自費検査(表示料金はすべて税込)

栄養解析

オーソモレキュラー栄養療法を行うため、最大70項目以上に及ぶ検査結果に基づいて詳細な解析を行います。通常の栄養指導とは異なり、オーソモレキュラー栄養解析では、医師自身が患者さん個人個人の検査データの解析を通じて、酵素活性の減弱など、生化学的あるいは生理学的プロセスのどの部分にどういったメカニズムによる問題が発生しているのか、その問題の原因としてどの栄養素がどの程度不足あるいは過剰を来しているのかなどを、単なる栄養学という以上に医学的・科学的に突き止め、より踏み込んだ指導を行います。

栄養解析料金(血液検査、栄養解析費用、栄養カウンセリング料金を含む):22,800円 (初回);14,000~22,800円 (2回目以降)

遅延型フードアレルギー検査

慢性疲労や腹部膨満感、便秘、下痢、頭痛、不眠、ゆううつ感、集中力の低下、イライラ感などの症状や、関節炎、湿疹、喘息、うつ病、不安障害、自閉症、多動症、過敏性腸症候群、炎症性腸疾患、線維筋痛症などと診断されているものの中には、遅延型フードアレルギーが原因として関係している場合があります。
通常のアレルギー検査では、IgE抗体が関係した即時型のアレルギー反応を調べ、これは原因物質を摂取すると短時間で反応が出るので比較的気づきやすいと言えます。しかし、中にはIgGやIgA抗体が関係したアレルギー反応もあり、これは反応がゆっくりでかつ弱いため、実際には慢性的な不調の原因として関与しながらも、気づかれずに長年にわたり原因食物の摂取を続けてしまうといった問題に至っているケースがあります。
遅延型フードアレルギー検査では、最大219項目の食品を一度に検査し、原因食物の特定を図ります。もしも原因が特定された場合、その食物を一定期間避けるとか、食事のローテーションを組むとか、対策につなげていくことが可能になります。
※米国にある臨床検査施設に代理店を通じて検体を送って実施します。

検査料金:38,808~55,044円
診察料金:4,000円

消化管健康診断検査

原因不明の消化管の不調の原因を突き止めるために、酵母や寄生虫、各種病原菌、クロストリジウム・ディフィシル、ランブル鞭毛虫、クリプトスポリジウム、赤痢アメーバ、ヘリコバクターピロリ、総腸管sIgA、リゾチーム、腸管α-アンチキモトリプシン、グルテン抗体、キモトリプシン、便pHといった項目を調べます。これらの項目の中には、保険診療では取り扱われていなかったり実施困難なものが含まれ、消化管障害の病態解明に貴重な情報をもたらします。
※米国にある臨床検査施設に代理店を通じて検体を送って実施します。

検査料金:76,164円
診察料金:4,000円

SIBO 検査

SIBOとはSmall Intestine Bacterial Overgrowth(=小腸内細菌叢増殖)のことで、小腸内で細菌が異常に増殖した状態です。
大腸には多数の腸内細菌が存在しますが、健常な状態では小腸内には比較的少数の細菌が存在するに過ぎません。しかし、SIBOでは何らかの原因によって小腸内の細菌が増殖し、これが多量のガスを産生したり小腸粘膜の炎症を起こさせ、消化吸収機能の低下やリーキーガット症候群(腸漏れ症候群)、さらには各種ビタミンや鉄などの栄養素の不足に起因するさまざまな疾患や全身性の慢性炎症、さらにうつやNASH(非アルコール性脂肪性肝炎)などの原因になることもあります。
大腸検査などでは器質的異常が見つからず、腹痛、便秘、下痢、腹部膨満感が続くために過敏性腸症候群と診断されている患者さんの中には少なからずSIBOが含まれていると考えられています。
SIBOは保険診療で行われる内視鏡検査などでの診断は困難ですが、グルコース内服後に20分おきに3時間かけて呼気を採取し、呼気中の水素とメタンガスを測定することで、SIBOの診断につなげていくことが可能になります。
※米国にある臨床検査施設に代理店を通じて検体を送って実施します。

検査料金:42,240円
診察料金:4,000円

副腎ストレス指数検査

コルチゾールは、副腎から分泌される生命維持に欠かせないホルモンで、生活リズムに合わせて一定の日内変動パターンを示しますが、日常生活におけるストレスや慢性炎症、糖質中心の食生活による血糖の乱高下などによって、副腎に慢性的に過剰な負担がかかると、この日内変動が乱れ、慢性疲労、線維筋痛症などの慢性痛、不眠、意欲や集中力の低下、起床困難、抑うつなどの心身の不調を引き起こす場合があり、このような状態を副腎疲労と呼びます。
副腎ストレス指数検査では、一日4回の唾液採取を行なってコルチゾールの日内変動パターンを調べ、副腎疲労の存在の有無に関して評価します。加えて、副腎疲労の原因の特定に役立つ5つの項目についても調べます。
※米国にある臨床検査施設に代理店を通じて検体を送って実施します。

検査料金:45,804円
診察料金:4,000円

有害金属・ミネラル検査

食品や殺虫剤、歯科用銀アマルガム、土壌、水などに含まれている可能性がある鉛や水銀、ヒソ、カドミウムなどの金属は、例え低レベルであっても有害で、少しずつ体内に蓄積され、長期的に様々な疾患や不調の原因になる可能性があります。
このようして引き起こされる問題の中には、慢性疲労、関節痛や筋骨格系の痛み、糖尿病などの代謝性疾患、肥満、慢性下痢症や腹痛、貧血、パーキンソン病、認知機能障害、末梢神経障害、湿疹などの皮膚疾患、関節リウマチなどの自己免疫性疾患、肝疾患、腎疾患などが含まれます。
この検査では、唾液中の36種類の金属およびミネラル(あるいは尿中では34種類)の評価を行い、有害物資除去のためのデトックス療法などにつなげていきます。
※米国にある臨床検査施設に代理店を通じて検体を送って実施します。

検査料金:44,088円
診察料金:4,000円

環境汚染物質検査

空気、水、食品、日用品などには毒性を持った化合物が含まれている場合があり、これを環境汚染物質と呼びます。これらに長期的に曝露されることで、癌や生殖機能障害、出生異常など、深刻な健康問題を引き起こすことがあります。
この検査では、生活環境に広く存在する、7つの環境汚染物質について調べます。
ベンゼン、キシレン、スチレン、トルエン、トリメチルベンゼンといった揮発性溶剤は、染料や洗剤、ペンキ、ニス、接着剤、家具用ワックス、ラッカー、殺虫剤、化粧品などのさまざまな日用品の生産過程で広く用いられ、これらの溶剤から発するガスを吸入することで、神経障害、癌、貧血、不妊症、肝障害、腎障害など多彩な健康被害をもたらします。
フタル酸塩は、食品ラップ、玩具、ビニル床材、建築資材、マニキュア、保湿剤、香水などに含まれ、曝露されることで、糖尿病、喘息、生殖機能障害、出生異常、ホルモン異常、甲状腺機能異常、皮膚アレルギーの原因になり得ます。
最後に、バラペンは、保存可能期間を延ばすために用いられる人工保存料であり、保湿剤、洗顔料、シャンプー、日焼け止め、デオドラント化粧品、シェービングジェル、歯磨き粉、さらに菓子パン、砂糖菓子、調味料などの保存料としても使用されることがあります。曝露されることで、アレルギー性皮膚炎、ホルモン異常などを引き起こす恐れがあります。
※米国にある臨床検査施設に代理店を通じて検体を送って実施します。

検査料金:38,600円
診察料金:4,000円

アミノインデックス

血液中のアミノ酸濃度を測定し、健康な方とがんである方のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析することで、現在がんである可能性を評価する検査です。早期のがんにも対応し、血液5ccで6種のがん種を検査できます。
アミノインデックス検査(AICS®)は、それぞれのがんについて、現在がんである可能性を0.0~10.0の数値(AICS値)で報告します。数値が高いほど、現在がんである可能性が高くなります。現在がんである可能性を評価する目安として、「ランクA」、「ランクB」、「ランクC」の3段階に分類しています。ランクがA、B、Cになるにつれて、現在がんである可能性が高くなります。
ただし、この検査は、現在がんである可能性を評価する検査で、がんであるか否かをはっきりと判断するものではありません。「ランクA」でも、がんでないとは言いきれませんし、「ランクC」であっても、必ずがんであるということではありません。また、血液中のアミノ酸濃度は、さまざまな原因で変化しますので、がん以外の病気でもAICS値が高くなり、「ランクB」や「ランクC」になる場合があります。
しかしながら、もしも例えばランクCと判定された場合には、そのがんに関して、内視鏡検査やCTなど、他の手段による精密検査を受けて確認するようお薦め致します。

検査料金:26,400円(消化器がん検診と一緒に行う場合には、24,200円)
診察料金:4,000円

LOX-index

動脈硬化の初期段階を評価できます。これにより、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを早い段階で評価できます。
当クリニックでは、当クリニックオリジナルの生活習慣病健診の中に組み入れる形で実施しています

超悪玉コレステロール検査

small dense LDLのことを別名超悪玉コレステロールと呼びます。
LDLコレステロールを一般に悪玉コレステロールと呼びますが、悪玉コレステロールは動脈硬化症のマーカーとして感度が低く、LDLコレステロールが基準値内でも超悪玉コレステロールが高値であれば、心筋梗塞などのリスクが高くなります。したがって、超悪玉コレステロールを調べることは臨床的には重要と言えますが、現状では保険診療では検査できません。

検査料金:3,850円
診察料金:4,000円

MCI スクリーニング検査

MCIとは軽度認知障害のことで、約5年でその半数が認知症に移行すると言われています。アルツハイマー病は、アミロイドベータペプチドという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞を破壊することで発症しますが、この老廃物の排除に関係する3つのタンパク質を測定することで、MCIのリスクを評価します。生活習慣病があると、このMCIのリスクが高まります。

検査料金:20,900円
診察料金:4,000円

マイクロCTC検査

がん細胞は、造影CTやMRI、PETーCT、腫瘍マーカーなど、一般的に行われている検査で発見可能になるよりもかなり早期の、大きさにして1㎜程度の段階から血中に漏れ出し、体内を循環し始めます。
このようながん細胞のことをCTC(血中循環がん細胞)と呼びます。
現状保険診療で認可されている手段では、このようながん細胞を発見するのは不可能ですが、マイクロCTC検査は、このようながん細胞を検出するための最先端の方法で、たった6mL程度の血液から、ステージ1未満の超早期の全身のがんを検出することができます。
また、生検組織でがんの存在が証明されたのではない限り、造影CTやMRI、PETーCT、腫瘍マーカーなどの手段はどれも間接的にがんの存在の可能性を診断しているに過ぎず、その意味ではマイクロCTCでがん細胞の存在を証明するということは、最終確定診断をつけることを意味します。
このように優れた方法ではありますが、現時点では日本国内では未承認の状態で、検査を受ける場合には自費診療扱いになりますが、世界最高峰の医学ジャーナルの一つである「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」や「ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー」などに掲載されるなど、2022年10月現在、世界中で2万8千件以上の研究成果が医学論文として発表されており、アメリカでは日本の厚生労働省に相当するFDA(食品医薬品局)が、がんの治療予測のための臨床検査として正式に承認するなど、欧米における最先端のがん研究の現場では既に日常的に利用されている検査手段となっています。
がんの治療歴があって検査時点では従来の検査手段では再発なしとされながらも、依然再発リスクが残り、画像診断で後々明らかになるよりももっと早期の段階で再発がないことを確認して安心を得たい方、腫瘍マーカーが上昇しているものの画像診断などの検査手段で証明できず、本当にがんがあるのかないのか心配しておられる方、繰り返し実施される被曝を伴うCTやPET検査などを避け、かつ標準治療の対象となるステージ1未満でガンを超早期に発見して、がんが顕在化する前に治療を開始したい方(この場合、画像診断などで発生源を特定できる前の状態である場合もあり、化学療法や内視鏡治療ができるとは限らず、高濃度ビタミンC療法や免疫療法などの代替療法での治療が候補となる)などの患者さんに向いています。
検査をご希望の場合、要予約となります。

検査料金:198,000円
診察料金:4,000円
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